理想が高すぎて手が止まる初心者に向けて、現実的な設計のコツを提案!
「こんなゲームを作りたい!」…でも作れない!?
ゲーム開発を始めたとき、多くの人が胸に秘めているのが、こういう熱い理想です。
- 広大なマップにイベント満載のRPG
- 世界観が深くてマルチエンディングなノベルゲーム
- スキルも装備もステータスも自由にカスタムできるバトルゲーム
……その情熱、めちゃくちゃわかります。
でも、それ、1人で本当に作れますか?
ギャップに潰される初心者たち
最初に理想の設計図を描いてから、実際に開発に入るとこうなります。
「とりあえずマップを作って…あれ、移動処理ってどうやるの?」
「メニュー画面作りたいけど、コード全然書けない…」
「セーブ・ロードの実装で3日止まってる…」
結果、作業が止まり、やる気が下がり、プロジェクトが放置されていく――
これは初心者あるあるの代表例です。
じゃあどうすればいいの? 現実的な設計のコツ4選
1. 「やりたいこと」ではなく「できること」から逆算する
理想を語るのは悪くない。でも現実的に、「今の自分がどこまで作れるか」を冷静に見るのも大事。
例:
❌ 100体の敵が登場するゲーム
✅ 3体の敵しか出ないけど、特徴に差があるゲーム
制限は、むしろ魅力になることもあります。
2. “1コアシステム”だけに絞る
ゲームの中核になる「たった1つの面白い仕組み」だけに絞り込んでみましょう。
例:
- クリックで増殖する敵を倒す
- ジャンプだけでクリアを目指す
- 1ボタンで攻撃と回避を切り替える
これだけでも、ゲームは成立します。シンプルは正義。
3. 「遊び」だけを先に完成させる
ストーリーやUI、演出などを作り込むのは後回し。まずはコアな“遊び”の部分だけ動かしてみましょう。
・キャラが動く
・敵が攻撃してくる
・当たるとゲームオーバーになる
この時点で「なんか楽しい!」があれば、それは成功の種です。
4. 他人に見せられる「小さい完成形」を意識する
「未完成の神ゲー」より「完成したシンプルゲー」の方が圧倒的に価値があります。
- 1分で終わるけど完成してる
- 操作は簡単だけど気持ちいい
- グラフィックは地味でもバグがない
こういうゲームは、人に見せると喜ばれ、モチベも上がります。
まとめ:理想を持つのはOK。でも、今の自分に優しく。
「作りたいゲーム」と「作れるゲーム」が一致しないのは、当たり前です。
大事なのは、その差を理解して、「じゃあ今できることをやってみよう」と前向きに考えること。
そして、1本完成させるたびに、少しずつ理想に近づけていけばいいんです。
最初から全部できなくていい。むしろ、できないのが自然なんです。
あなたの理想がいつか現実になるように、まずは“今できる一歩”を踏み出してみましょう。
小さな完成が、大きな夢の第一歩です。
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